その六二〇

 

 






 







 














 

つながるって つながらないって かなり錯覚

オンラインにつないでいる時間がやはり
長すぎるとじぶんでも思う。
どこかで切り替えたいのに、それができない
まままた、1月が終わろうとしている。

新しいコミュニティに参加したのがその原因
だけど。

楽しいし誰かに認められたり受け入れられたり
することをこんなにも欲していたのかとあきれて
しまうし。

誰かとつながったりすることの面白さを感じ始め
ながらも、つながることの重たさやもっというと
わずらわしさもすこしある。

つながらないとなにかが書けないとは思わない。
ただ、つながってしまうと誰かの視線を絶えず感じ
ながらしか書けない窮屈さもあるんだなって。

ずっと好きで観ていたハワイを舞台にしたアメリカ
ドラマが終わりそうだと聞いてすこし寂しくなって
いた。

「太陽が少しためらい 最後の星が青白い空で
瞬く頃、君を感じるんだ。ここに君を。
木漏れ陽の夕方、鳥たちが歌いかけてくるころ
君を感じるんだ。天から降りてきてるって」

この歌詞を聞きながら、ずっとご無沙汰している
6年前になくなった大好きだった人を思い出して
いた。

しばらく、その人を感じないで暮していた日々。

まだ情報に今のようにまみれていなかったあの頃の
日常がちょっとだけ恋しい。



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