その六二三 |
|||
い |
てのひらを ひらひらさせて こころがゆれる なにかをあまり感じすぎない受け止めすぎない すこし日常の環境が変わって。 多彩な方々と交流するなかで、感情が動きすぎて 確かにそういうところある。 感情ってなにかに感動したり怒ったりしない限り たえず、感情をコントロールできるひともいるんだ わたしはそういうことがたぶん下手なタイプだと いつも愛読している新聞のコラムで、面白い言葉に 「幼い頃から、怒りや悔しさが兆すとどういうわけか 歌人の方の言葉だった。 てのひらって平仮名に開いていながらも、その芯が まるでこころがてのひらにあるような感じがする。 「自らの手を燃やすような静けさの行為」と この言葉を読みながら心が動くってなんだろう 先にこころじゃないんだなって。 どこか体のどこかが「疼きや震えや揺らぎが」 こういうふうに自分の身体でおこっている それを見つめ続けることが歌を詠むであるし
|
||