その六七四 |
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紙 |
目的は 知らないまま 遠くまで描く 以前、絵を描くことを生業にしている人と 偶然母の母校で、今彼が教鞭をとって 作る過程ではなんども喧嘩したけど、 彼がそう尋ねる時は、ちゃんと話に耳を傾けて その風景をみているのが嫌いじゃないので わたしの話にうん、とかへぇ〜とか言いながら、 彼は、そのときとある場所の壁画を担当して その現場近くで会ったので。デッサンのノートと ページには線が何度も重なったようなラフスケッチが これが、この人がいまわたしといるこの時間に これが、何になる確率ってどれぐらい?そう聞いたら、 それだけ。 これが何かになるかなんて、彼は考えてない。 アイデアを狩りにでかけないってことなんだと あの日の会話を今も思いだす。 描きたいから描く。 この原点に立ち戻りたい。 |
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