その六七七 |
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世 |
呼吸が 規則正しく リズムを打って じぶんの好きな世界を誰かにこれいいんだよ いつもひとりで、これいいねって思っていた。 すきなものの話をしているとき、わたしの そして、そのことを受け入れてもらえる 逆に、誰かの好きな世界を聞くのは好きだ。 好きな人の好きな世界は、凄く知りたいと 好きな人と古都で会っていた昼下り。 彼女がずっと心の底から応援している ちょっとどきどきしたって、言いながら 歌詞カードを開いたらわたしの名前も サインもらってくれたんだと、思うと 昔よく呼ばれていた呼ばれ方の名前が そこまでして贈り物をしてくれたМちゃん じぶんの好きな世界に好きなひとの わたしは心の底が、むかし底なし沼の ひとりになった部屋でわたしは最近 部屋が音に包まれてゆく。 そんなことを思っていた。 |
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