その六八〇

 

 






 








 




 

ぼくたちは ことばを時間の 海に浮かべて

詩を書くのはいつだって、こわい。
詩だけじゃない。
ことばって時々書くのがこわい。

だから臆せず書いて提出できるときは
がんばって書いたぞって思うことに
している。

そして
短い言葉で勝負できる人、そこに
想いを込められる人。
いいなぁって思う。

仕事柄ふしぎな感想ですが。

詩は、なんだか見透かされてしまう
から取り返しがつかないような気が
してこわい。

酒折連歌で子供たちが書いてくれた詩と
出会えることは、喜びです。

今日は、ちょっと衝撃的だったのは
「りあじゅう」と「黒歴史」と
「ばっくはぐ」と書かれた片歌にそれぞれ
出会ったこと。

ひとりじゃないんだ。
と、びっくりしながらも。

子供は子供の言葉だけを使うものだと
思いすぎていた。

思ったよりも言葉は大人でした。

使ってみたいお年頃でもあるんですね。

わたしもきっとそうやって、背伸びして
いたのかもしれないなって思いつつ。

とりわけ子供たちの句に出会う時
わたしじしんの子供の頃をその詩系の
後ろ側にたたせてみているような
ところがある。

TOP